先日、カッチリした名前の「東京商工会議所」のホールへ。

入山章栄先生の「不確実性の高い時代に思考の軸をつくる」セミナーに参加してきました。荘厳な会場…どんな厳格な先生が登場するのかと思いきや、ステージに現れたのは、なんと

Tシャツに短パンのナイスガイ!

「え、ここ湘南のビーチでしたっけ?🏖️」と一瞬混乱しましたが、ご安心ください。正真正銘、早稲田大学ビジネススクールの入山先生ご本人です。

その飾らないスタイルで、聴衆を爆笑の渦に巻き込みながら、ズバッと本質を語る。この緩急、もはや芸術の域です。

周りを見渡せば、目がキラキラした大人たちだらけ。

明らかに「何か面白いこと企んでますよね?」というオーラを放つ、イノベーター気質の方々が集結していました。業界は、製造、IT、金融、コンサル…と見事にバラバラ。まさに異種格闘技戦。なのに、不思議なことが起こるんです。みんな、あの分厚い『世界標準の経営理論』を読んでいるのか、それが「秘密の合言葉」みた

いになっていて。初対面なのに「あー、それって“両利きの経営”の文脈ですよね?」みたいな会話が普通に成立する(笑)。

抽象化して物事を捉えることで、違う業界の人の体験談に「わかる、わかる!」と深く共感できる。この感覚、最高に面白い!まるで秘密結社の集会に迷い込んだ気分でした。さて、肝心のお話。

これからの時代、AIの台頭で「情報の伝達·整理」みたいな仕事の価値はどんどん薄れていく、と。先生の言葉を借りるなら、仕事はサンドイッチみたいなもの。

AIに真ん中の美味しい具(情報の整理)は食べられちゃう。僕ら人間に残された価値は、上下のパンの部分。

🍞上のパン:「正解のない中で、長期方針を決める」という上流工程

🍞下のパン:「リアルな現場で『えいや!』と意志決定し、行動する」という下流工程

この両端にこそ、人間ならではの価値が集中していくのだとか。なるほど、わかりやすい!正解がないって、不安ですか?

でも、この集まりにいた人たちは、きっとこう思っていたはず。「正解がないって、最高に面白いじゃないか!」と。

脳みそが汗をかくような、最高に刺激的で楽しい時間でした。